宮の総代会があった。
今回は、決算と予算についても議題となった。
私は会計をしていたが、今回の会議をもって卒業。
少し荷が下りた。

監査結果は適正と認めてもらったが、
監事から指摘があったのは、経費の見直し。
内容を精査して、無駄な支出を抑えるための努力をして欲しいとのことだった。

特に祭典費の中味。
例に挙げたのは足袋代。
祭の参加者のほとんどが、指定されたお店で新品の足袋を受け取り、
足袋代は経費として祭典費で賄う。
そして1度きり使った新品の足袋を、祭の後には捨てていく。
足袋代を節約するために、それぞれが足袋を複数回使うように
参加者に呼びかけるべきではないか、との指摘。
また、他にも、足袋ではなくて値段の安いソックスで代用できないかなど、意見が出た。

今回は春祭りについて、開催の日程、内容について協議した。
毎年春祭りは3月の第4日曜日に行っていたが、
今年はその日に市長・市議選挙が行われる予定。
そこで、提案は第3日曜日に行うというもの。

ところが同日、お寺の彼岸の行事が行われるため、
行事がぶつかってしまうことが明らかになった。
お寺の行事は毎年3月18日の彼岸の入りの日に行われることが決まっている。
同日は、他のお寺からも和尚さん方が集まり、法要を行う。
ので、お寺の日程は変えられない。

さてどうするか。
選挙はあるが、従来どおり第4日曜日に行おうという意見。
思い切って、4月の第1か第2日曜日にずらそうという意見。
そのまま第3日曜日で良いという意見。
それぞれに、言い分はあり、一長一短ある。

さすがに選挙の日はダメだろう。
一番身近な選挙で直接携わる人も多い。
4月は例がなく、ずれ込むと学校行事などとの調整も必要。
などなどあって、結局提案どおり3月の第3日曜日に行うことになった。

但し、お寺の行事との重複を軽減するため、時間をずらすことになった。
お寺は午前中に法要が行われるので、祭の行事を1時間繰り下げて1時半から神事を行い、
参加者、お参りをしてくださる方々に配慮することとなった。

次は構前の件。
従来、3地域に分かれて、構前(祭の準備や行列への参加する地区)を順番に務めてきた。
しかし近年、氏子数の減少から、参加者が少なくなってきている地区があり、
2地域に分かれて、構前を割り振ろうと言う意見が従来からあり、
その件で昨年決めた、決めていないの水掛け論にもなった。
また、どうせ少ないのだから全地区ですべきではとの意見も出たが、
2地域にしようと言うことで、決めることになった。

線引きをどうするか。
世帯は多くても、実質人間がいないとの意見もあったが、
氏子の数で割り振るべきと言うことになり、
氏子の数でカウントしたところ、いわゆる上地区と下地区で線引きすることに決まった。

この際、12地区のうち、2地区が合併するという報告があった。
氏子数の減少と、祭に携わる人材が不足したことなどから、
従来の2地区を合併して、2人いた総代を1人にすると言うもの。
やむを得ないとの認識で一致し、認めることになった。
どこの地区も高齢化と担い手不足は進んでいる。

先送りになったのは監事の選出。
常任役員から1名、地区総代から1名を監事に充てることになっている。
今年は行政区長の改選の時期で、4月から新任になる行政の区長。
これに合わせて、宮総代も改選することになっている模様。
大半の地区で、4月から新たな総代が就任することになっていて、
今回の会議と春祭りまで、現在の総代が務め、引き継ぐという。
監事については、新総代が就任したあとの総代会で選出して欲しいと言うことで、
今回は保留とし、次回の会議で決めるということになった。

従来、総代というのは地域の名士が務めてきた。
一角の人物とされる人たちが、地区を代表して就任し、意見を述べ、様々なことを決めてきた。
しかし今、私のような輩でも総代をしなければならない。
順送り人事をするしかないところまで、地域の疲弊が進んでいる。

総代さんたちは地区の意見を集め、お宮の使いとしてお宮の意向も伝える役目を担っている。
今は何と言うか、引き受けてくれる人は希有、奇特な人かもしれない。
役員さんもしかり。
それぞれが一生懸命に考え、務めを果たそうとしている。
私は会計の任は解かれたが、地区総代は交代ではない。
及ばずながら、なにがしかのお役に立てることがあれば良いなと思う。

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