このところ、梅の仕込みに時間を割いた。
青梅をちぎった。
我が家には2本の梅の木がある。

今年の出来は、36キロ+18キロ=54キロだった。
このうち、普通に漬けた梅は18キロ。
残りの36キロは、カリカリ梅を漬けた。

カリカリ梅の作り方はネットで調べた。
いろいろな漬け方があるようで、迷った。
が、紹介しているのは、3キロ程度の量。

18キロ×2回に分けて漬けた。
卵の殻を使って漬けるカリカリ梅が一般的のようだ。
が、18キロ漬ける分の卵の殻は用意できなかった。

ので、殻を使わない方法の漬け方を参考にした。
塩と、焼酎と、砂糖と、酢と、赤しそを使った漬け方。
甘いカリカリ梅を作った。

良く洗った青梅を塩水に一晩浸けて水を切る。
梅を割って、種を取り出す。
種を取った実を焼酎に1晩浸ける。

次の日、梅と砂糖と赤しそを交互に重ねて漬け込み、漬け汁の焼酎を入れる。
一晩寝かせて、酢を入れて良くかき混ぜ、砂糖を載せて密閉する。
2~3週間で食べられるようになる見込み。

2回目の18キロは、赤しそがなかったので、しそなしで漬けた。
赤しそは畑に植わっているが、成長が間に合わなかった。
残念。

梅36キロに対しての材料は、
塩3.6キロ、焼酎9.6リットル、砂糖24キロ、酢1.2リットル。
焼酎代と砂糖代がかさんだ。

作業で大変なのは、やはり梅ちぎりと種を取り出す作業。
18キロだと、梅を割って種を取り出す作業に1時間近くかかった。
最後はくたびれてしまって、休憩しながら割った。

今日までに、2回目の18キロを漬け込んでしまった。
後は漬かるのを待つだけになった。
今年も梅を漬けることができて良かった。

去年は、母が一人で漬けた模様。
量が3キロほどと、少量だった。
美味しかったので、早々に食べ終えてしまった。

ところがクレームが入った。
梅をちぎったのは弟だったのに、
弟には味見させることなく、食べきってしまったのだった。

ので、今年は忘れないように、弟んちにも分けられるように
大量に作り込んだのだった。
今年も、最後の18キロは母と弟がちぎった梅だった。

弟はちぎる作業までで、
梅割りの様子を見ていて「大変ですな」と宣った。
割るのは私の仕事だ。

そもそも、カリカリ梅を作るようになったきっかけは、
母が入院していて、父は施設に入所中で私が一人でいたとき、
梅をちぎったが、梅干しの付け方が分からなかった。

ので、ネットで調べたら、カリカリ梅が美味そうだったので、試しに作ってみた。
これが思いの外、美味で食べやすかった。
次の年から、甘いカリカリ梅を漬けるようになった。

最初に作ったときは、レシピに従ってやってみた。
一番大変だったのは、やはり梅を割って種を取り出す作業。
めしぎゃあ(シャモジ)を使って割った。

まな板の上に梅を置き、めしぎゃあを押し当てて体重をかけて梅を割る。
力も要るし根気も要る作業だった。
竹のめしぎゃあを使ったが、途中で2つに割れてしまった。

他には道具がなかったので、割れためしぎゃあで作業を続けた。
大変だったことを思い出す。
それから毎年のようにカリカリ梅を漬けている。

私は梅干しは苦手で、漬け物類もほとんど食べない。
母はどちらも、漬けるのも食べるのも大好き。
先日は、一昨年の梅干しを発見していた。

梅干しの種を取り出して果肉だけにしたものと、
鰹節とをまめくって梅肉のなめものを作っていた。
大量にある、数キロかも。

昨日は、同じく一昨年に漬けていたと思われるカリカリ梅を発見。
どうやら、しその間に紛れて、大量の梅が隠れていた模様。
もう、カリカリではなくなってしまったけど、味は良い。

カリカリの頃に食べればどんなに美味かったことか。
今年はこの二の舞はするまい。
漬けた36キロ分、お裾分けもして、しっかりと味わい尽くそうと思う。


↓↓↓ ブログランキングに参加しています。↓↓↓ バナーをクリックしてランキングをチェック! ↓↓↓
ブログランキング・にほんブログ村へ
コメント(0件)

 

■コメントを書く
タイトル
本文 *必須
お名前 *必須
メールアドレス
ホームページアドレス
削除パスワード*必須
コメントを削除する際に必要になります。
認証キー *必須 下の画像に表示されている数字をご記入下さい。
(画像は毎回変わります)