午前、父を泌尿器科へ連れて行った。
母も同行した。
待ち時間に少し具合が悪くなった。
いつもの症状「アスカイヤー」が始まった。
待合室は人影もまばらで、私の小刻みに震える動作には誰も気付いていなかったようだ。
隣に座っていた母もウトウトしていて気付かなかった模様。
アスカイヤーは数分で終わった。
間もなく診察は父の番になった。
おしっこの検査も異常なく、いつもの薬を2種類処方してもらった。
病院のあと、スーパーに寄って買物をした。
米と卵とそのほかの食料品。
帰宅したのは午後1時過ぎだった。
昼食を食べた。
そのあと、ものすごく具合が悪くなった。
2時前がものすごかった。
とにかく、呻く。
呪文のような音を口走る。
体が震える。
咆吼するような音が喉から迸る。
喉が痛い。
息も乱れる。
涙もちょちょぎれる。
苦しい。
とにかく苦しい。
治まるまで待つしか手段はない。
きょうも疲れた。
薬は飲んでいる。
医師の処方どおり、薬だけはキチンと飲んでいる。
いつになればアスカイヤーから解放されるのだろうか。
春が来れば、もう10年になる。