先日、5月31日の午前、母と弟夫婦と私は熊本のうまかなよかなスタジアムにいました。
甥の陸上競技の応援のためです。
前日、400mで入賞しましたが、この日はリレーの予選に出場。
400mリレーの第2走者でした。
10時半頃から競技が始まり、甥は予選2組目に登場しました。
頑張りましたが、3着で惜しくも予選落ちでした。
この日は予選だけの出場になり、私たちは帰ることにしました。
スタジアムから駐車場まで戻っていく道すがら、母がトイレに行きたいと言うので、弟夫婦と私は駐車場近くの歩道の三叉路で母を待っていました。
すると、三叉路の右手側から男女二人が歩いてきました。
男性はタバコを取りだして歩きタバコに火を点けました。
マナーが悪いなぁと思って何気に私の前を通り過ぎていこうとしたそのとき。
日傘を差した女性の方が私の目の前で立ち止まり、「ひろじいさんじゃないですか?」と声をかけてきました。
「おう、○○子ちゃ~ん」と、私は懐かしい笑顔に思わず声を上げました。
15年ぶりの再会。
彼女は娘さんが陸上をやっていて応援に来たとのこと。
野球(多分NHK旗)の応援に行くので、陸上は途中まで観てきたとのことでした。
「お久しぶりです。太られたようですね。お元気ですか?」
「太ったよ。何とか元気にしてる」
と、体重増加も含めて近況を報告。
私より二つ年下の彼女は、青年団時代に一緒に役員をしていました。
先刻のマナーの悪い男は彼女の夫でした。
青年団のとき同年齢の彼と出会い、結婚しました。
もちろん彼とも面識があったので、軽く挨拶をしました。
当時、二人の中継役の一端を担っていた私。
彼とは多少トラブルもあり、昔も今回も親しくはなれませんでした。
彼女の結婚式は妹の結婚式と同じ日だったので、晴れ姿を見ることはできませんでした。
そしてやがて破綻をする私の結婚式のときは、彼女も出席してくれました。
以来、14年8ヶ月、彼女と会う機会も話す機会もありませんでした。
そして偶然、ばったり、思わぬところで再会しました。
彼女が元気そうで良かったです。
にこやかな笑顔は懐かしく昔を思い出させてくれました。
役員をしていたのは平成の初めだったので、もう25年も前になります。
私は、もしかしたら○美ちゃんに会うかもしれないと思っていました。
高校生になる一粒種の男の子がいることを知っていたので、もしかしたらと思っていましたが、実際会ったのは○○子ちゃん。
私の予感は当てになりませんね。
もしあと10秒どちらかが早く三叉路を通り過ぎていたら、彼女が私に声をかけることはなかったと思います。
偶然は必然?
ご縁は大事にしたいと思います。