きょうは朝から雨だった。
来客の多い日だった。
午前、おばが来て昼過ぎまで遊んでいった。
午後、珍しい人が来た。

岐阜に住む父の従姉とその息子。
墓参りに来たとのこと。
お寺にも行くと言うことだった。
仏様へのお供えと、手土産を持ってきてくれた。

夕刻、長崎に住んでいる近所の家の息子が来た。
毎年この時期に来て、塚や墓の草払いをしていく。
お土産に長崎の魚の練り物、天ぷらを持ってきてくれた。

おばたちから電話もあり、忙しい日だった。
が、腹が減ってきて、早めの夕食となった。
父は夕食のあとトイレを行って、すぐに床に就いた。
外はまだ明るいが、寝るのは早い。

私がもっと手先が器用なら、と思うことが多い。
父がトイレを済ませたあと、ズボンを上げる動作。
私はシャツを上手くズボンの内側に入れ込むことができない。
手際が悪いのだ。

昔はそんなに気にならなかった不器用さ。
今はだんだん手先指先が不器用になっていることを感じる。
薬の副作用ではないかとも疑い、副作用を抑える薬を処方してもらったこともあった。
でも、真相は闇の中でハッキリした原因は分からない。

何とかまだ箸を使えるので良いが・・・。
箸は箸でも塗り箸と、弱ッちぃ木の割り箸は苦戦するときがある。
外で食べるホカ弁、苦手だ。
ポロポロとこぼしてしまう。

そして気になるのはよだれ。
よだれが出る。
左側から出る。
左手で拭き取る。

一心に何かに夢中になるとき、私はどうやらポカンと口を開けている。
小1のときジャングルジムから落ちて、右手を折った。
先生からも親からもおごられた。
そのことを作文に書いたら表彰された。

賞状を持って、同級生と二人写真に収まった。
が、そのときの表情が良くなかった。
同級生はビシッと足を揃えて口も真一文字に結んでいた。
私は足元もよろけて口はポカンと開けていた。

その写真を見せて、親からまたおごられた。
どうやら私はそんな風に過ごしてきたようだ。
ポカンと口を開けている様は、私の実像。
あがいてももがいても変えられない。

生まれつきというか、生来というか、そんなものだ。
小学校3年生のとき、給食の話しを作文に書いたら、褒められた。
「パンよりめしのほうがうまいです」と結んだ作文だった。
その頃もうすでに食い意地が張っていた。

今の体形になるはしりだったのだろう。
何であれ、食べることには執着していた。
人は「禄を背負って生まれてくる」のだそうだ。
禄の袋が大きければ大きいほどたくさん長く食べられる。

身長173センチ、体重110キロ、ウエスト115センチ。
よくもここまで皮もふちゃけずに太ったものだ。
身長は変わらずに、体重50キロ、ウエストサイズ42センチの増。
昔のガリガリの体に米50キロをくくりつけて動いているわけで、くたびれるはずだ。

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