父の特別養護老人ホームへの入所が決まりました。明日からです。
悔しいけれどホッとしています。
父は16年前の冬、68歳のとき脳梗塞で倒れ、右上下肢麻痺、失語症となりました。
6年間、天草慈恵病院にお世話になっていました。
10年前の4月、家を改造して在宅介護をすることになりました。
デイサービスやショートステイなど、介護サービスを利用させてもらい、
何度かの入院や母や私の入院などもありましたが、
10年間、母はよく父の介護をしてくれたと思っています。
2年ほど前に入所のお話がありましたが、
そのときはもう少し家でみたいという母の意向もあり、
逡巡しました。
今回、母は父を入所させることをためらいませんでした。
私の力不足もあります。
私は昨年秋に左膝を痛め、今年2月に手術をしましたが
術後の経過は思わしくなく、松葉杖生活が続いています。
自分のことをするだけで精一杯。
食事と排泄と入浴、他は何もできません。
畑仕事も母が夏野菜やカライモを植えていますが、
私は畑に足を踏み入れることさえできません。
情けない限りです。
今回、思いの外早く父の入所が決まりました。
施設にあずけるのは、自宅で過ごしたいという父の願いを
叶えることができなくなったと言うことです。
家で暮らしたいのに暮らせない。
辛いです。
でも、母も限界、私も何もできず、止むなしの判断をしました。
父には少しでも長生きをして欲しいと思っています。
時々、外出や外泊で家にも連れて来たいと思っています。
そのためにも、私は一日も早く健康体に戻らなければなりません。
父への思いを新たにして、頑張りたいと思います。