今日は法事でした。去年の夏に亡くなった伯母の一周忌、今年の春に亡くなった伯父の百箇日の法要でした。
夫婦二人は今夏、そろって初盆を迎えます。
昨年の今頃はまだ、伯母は闘病中でした。
伯父はピンピンしていました。
まさか1年も経たないうちに、二人とも逝ってしまうとは思っていませんでした。
寂しいです。
でも今は、二人そろって彼岸の地から此岸を観ていることと思います。
伯父は、何かしらの使いをすると、お礼の言葉の最後に、「サンキューサンキュー」と言うのが口癖でした。
か細い身体で粗食に耐え、齢90を過ぎ、伯母が逝ったあとも一人で暮らしていました。
我が家は父の代から、伯父にはとてもお世話になっていました。
「ほら、ひろじい、わがぁおとこじゃっでーね。〇〇ぶら下げとっでぇ、頑張らんばね!」
生前、よく伯母から、こんな言葉で叱咤激励をされたことを思い出します。
気持ちがへこたれそうなとき、伯母から言われたこのフレーズを思い出して、
自分を鼓舞し発散して、やる気を引き起こすようにしています。
亡くなったあとは、葬儀から三日、七日参り、四十九日、百箇日、初盆へと時を刻みながら、偲んで行きます。
色々と過ぎていく行事の中で、人は少しずつ別れを悟り、糧としてやがて少しずつ久遠の時を目指していくのだと思います。
二人とも、まだ一度も私の夢の中には現れてくれません。
私の修行が足りないのか、伯父伯母がまだまだ待て待てと思っているのか分かりませんが、夢の中で言葉を交わすことができたら、うれしい限りです。
「伯父さん、伯母さん、まっとるばなぁ」と、ここに記しておきます。