父が逝きました。齢86、老衰での往生でした。
今日までに初七日のお参りまで済ませました。
多少、残務が残っています。
父は17年前に脳梗塞で倒れるまで、
虫歯一本もなく、身体は頑丈で医者いらずの健康体でした。
よく口にしていたのは「終わり良ければ全て良し」という言葉でした。
脳梗塞後遺症のため右半身麻痺で、言葉を喋ることはできませんでした。
6年間の入院生活のあと、母の介護を受けながら暮らしていました。
自宅で過ごした10年間は、父にとっても安寧な日々だったと思います。
言葉は出ませんでしたが、首を振る様子で意思の疎通もでき、
左手一本で車椅子を操り、
声をかけて下さる方には、にこやかに左手を挙げて挨拶をしていました。
ご飯もたくさん食べることができ、丸々と太っていました。
昨年6月から特別養護老人ホームにお世話になっていて、
いつもきれいにして頂き、住み良い様子でした。
容体が変わったのは5月初旬。
一時の危険な状態なんとか乗り越え、点滴や酸素をして頂いていましたが、
一進一退で、再び容体が急変し、6月27日午後に旅立ちました。
父は、母と私に手を握られたまま
静かに安らかに息を引き取りました。
口癖のとおり、人生の良い終わり方だったのではないかと思っています。
これから七日参りや百箇日など、仏事の行事が続きます。
四十九日は8月14日になります。
初盆は今年は日程的に厳しいと思っていますので、
来年夏に精霊船を流すことになりそうです。