桜の花も咲き始め、うららかな季候になってきました。花が咲き新芽が萌える季節は、苦手な季節です。
何だかふわふわしてしまって、ボーッとなってしまいます。
今年の春は何だか、さらに調子が良くありません。
公というか、役目を果たさなければならない場面で体調が悪くなり、退散することが多いのです。
椿まつりの片付けのときも、八幡様の御神幸行列のときもしかり。
周囲に気配りをしてくださる方々がいて、助けてもらっています。
耳鳴りもあれば目眩もあり、何とも忙しいです。
クラクラするときもありフラフラするときもあります。
でもそれらの症状は軽い方。
やっかいなのはやはりアスカイヤー。
アスカイヤーというのは特に意味はありません。
体の自由が利かなくなり、喉を取られて叫ぶとき「アスカ、アスカ、アスカイヤー」という声が出ます。
だからアスカイヤー。
アスカイヤーのときは体を動かせなくなり、喋ることもできないので、何もできません。
軽い金縛りのような状態なので、初めて観る人には驚かれることが多いです。
でも、数十秒から数分すると、金縛りは解け、普通に戻ります。
声を出すことができないので、心配をかけます。
てんかんとは違います。
医師はその状態を「パニック」と呼んでいます。
とても疲れているときや、本当にゆっくりしているときが要注意。
アスカイヤーになると呼吸が乱れるので、とても苦しいです。
時間、場所、状況は関係ありません。
少々の前触れがあることもありますが、ほとんど突然に発生します。
だから、車の運転中が一番危険で、必死に応戦します。
私にとってアスカイヤーは戦いです。
自分を取り戻すために必死になります。
一度出ると、疲れているときはほとんど抵抗できません。
落ち着くまで待つしかありません。
待てば、いつの間にかアスカイヤーは去って行きます。
ケロッとして元に戻ります。
何とも不思議な症状です。
長い付き合いです。
平成14年の春から始まった症状なので、もう13年になります。
激烈な頃に比べれば、今の症状は可愛いものです。
振り返ると、よく発狂しなかったなと思います。
自分の意思ではない言葉が、自分の口から流暢に発せられる経験をした人は多くはないと思います。
憑きものがしていると言われ、お経もたくさん読みました。
除霊と言われる行為に頼った時期もありました。
今は、病院にお世話になっています。
どの方法が一番良いのか、良かったのか、まだ判別はできません。
職を失いましたが、医療と福祉に助けられて今があります。
社会に深く感謝しています。
私の体験や経験が将来、何がしか役に立つ場面があれば、一生懸命務めたいと思っています。